和歌山のグレが釣れないのは黒潮大蛇行のせいか


今シーズンの和歌山のグレ釣り事情

今シーズンの和歌山は、グレが釣れてない。

去年の半分も釣れてない感じがする。

いや、半分どころじゃないかも。

もしかしたら、数で言うても昨対比、30%もいってないんじゃないか!?

まだ、秋くらいはマシだったかもしれないが12月に寒波きて水温が例年より早く落ちたあたりからダメになりだしたような印象がある。

僕は毎週のように行くが、エサもとられない、という日が珍しくない。

釣れてなければ釣りに行く人も減るし、それだけ釣果もあがらないということも考えられるが、

それにしても酷い状況だ。

グレ釣りに通うようになったのが2012年くらいからなので、
ここ5,6年のことしかわからないが、最低だ。

一部スポット的に釣れてたり、潮岬周辺とかグレが格別に濃いエリアではまとまった釣果を
チラッと聞いたこともあるが、それでも例年に比べると全然釣れてない。

年が明けて水温もさがり、さらに状況は酷くなるばかり。

 

グレが釣れてない原因は黒潮大蛇行なのか

グレが釣れない原因は黒潮大蛇行が影響しているのではないか、と良く聞く。

これに、反論する人はいないと思う。

グレは黒潮に乗ってやってくる魚ではないが、黒潮は巨大な水流なので、

海の中の魚にも大きな影響を及ぼす。

 

黒潮は、東シナ海から太平洋上を北上する海流である。

温かい海水の流れであり、夏季なら30度の水温、冬季でも20度近くあるという。

幅は100kmもある、ぶっとい流れだ。

とんでもない量の温かい海水の流れとなっている。

当然、膨大な熱量を持っているので、近づくと海水温はあがる。

 

黒潮大蛇行とはどういう現象か。

日本南岸の黒潮には、大きく分けて2種類の安定した流路のパターンがあり、ひとつは四国・本州南岸にほぼ沿って流れる非大蛇行流路、もうひとつは紀伊半島遠州灘沖で南へ大きく蛇行して流れる大蛇行流路である。この蛇行現象を黒潮大蛇行(くろしおだいだこう)と呼ぶ。この大蛇行は黒潮特有の現象で、メキシコ湾流等他の西岸境界流には見られない。1930年代にこの蛇行現象が知られ、当時は異常現象と考えられたが(そのため古い資料には「黒潮異変」という名称が用いられている[1])、その後の多くの観測と研究によって、大蛇行は黒潮のとり得る安定流路の一つであることが示された。黒潮の流路を決定している要因は黒潮の流量らしいということもわかってきてはいるが、現時点ではその二つの明確な関係は見出されていない[2]

黒潮大蛇行が発生すると、蛇行した黒潮と本州南岸の間に下層の冷たい水が湧き上がり、冷水塊が発生する。この冷水塊も漁場の位置に影響を与えることから、漁業関係者はその動向を注目している。黒潮がいったん大蛇行流路となると、多くの場合1年以上持続するが、消滅は比較的短期間に起こりうる。1967年以降、黒潮大蛇行は5回発生しており、最近では2004年7月 – 2005年8月に発生している[3]

wikipedia 黒潮のページより抜粋

 

黒潮がなぜ大蛇行するのは、よくわかってないらしいのだが、
大蛇行すると、黒潮と本州南岸の間に、冷水塊が発生する。
黒潮が蛇行したエリア(沿岸部)の海の水温は下がってしまうということになる。

 

現在の黒潮の位置は?

黒潮ウォッチという海洋研究開発機構(JAMSTEC) が関連しているサイトによると

2018/2/21の大蛇行の様子はこんな感じみたい。
まあ、見ての通り。
136度、潮岬あたりから見事に垂直に南下して大蛇行している。
あからさまに、和歌山が避けられているようにも見える(笑
蛇行部の内側に冷水塊ができている。

良いときは潮岬にぶつかるくらいに接岸することもあるのだが・・・

 

では、いつまで大蛇行が続くのか?

この黒潮大蛇行は、10年に一度くらい発生しているようだが、この冬に始まったことではなくて、2017年の8月下旬頃から離岸し出したようだ。

では、いつまで続くのか。

さきほどの 黒潮ウォッチのサイトで、わかりやすい予測アニメが貼ってあった。
↓ 2018年2月15日から4月19日までの黒潮の予測

和歌山あかんやん!
3月中旬以降になると、紀伊半島の東部は黒潮の影響を受けた暖かい潮の流れが入ってくる
ように見える。
しかし、冷水塊は依然として潮岬の南方に居座っているではないか。

 

そもそも、黒潮大蛇行というのは一時的な海流の急変ということではなく、
これはこれで黒潮の安定した状態のようだ。(上記の大蛇行の説明にもある。)
なので、1年とか平気で続くという。
いつこの大蛇行が終わるかまでの長期的な予測は難しいみたい。

 

ちなみに、この黒潮大蛇行が起きているときには記録的な豪雪が多い。
過去の記録的な豪雪はほとんど、大蛇行の期間と重なるか、その直前直後だという。
↓ ↓ ↓ ヤフーの記事より。
記録的な大雪と寒さになった三八豪雪のときは、今年と同じ黒潮大蛇行とラニーニャ現象

まあ、今年はうち(和歌山県橋本市)も寒波、寒波で異常に寒い日が続いた。
0度とかちゃうで。
山が近くにあって特に寒いので、夜はマイナス5度とかが毎晩続いた。
今でやっと、0度とか-1度とかやと思う。

 

寒さ自慢させてもらうとこんな感じ。

これ撮影したの午前11時くらいやからね(笑
今はさすがに解けてるけど、こんな状態がしばらく続いていた。

 

グレは水温に敏感な魚

で、グレの適水温は12度~26度なんてことがグレ(メジナ)の習性を記述しているサイトなんか
には書いてある。
本日2018年2月23日ごろだと、現在は串本でも15℃くらいあるけど、
これは平均からすると、やはり1度くらいは低いみたい。

グレは水温には敏感な魚というのはグレ釣り師なら誰でも知っている話で、
ただでさえ、水温が急変化すると釣れなくなる。
グレだけの話じゃないと思うんだけど、
前日から1度下がった、なんてことを聞くと、あーあ、今日はあかんかな、となる。
ただ、水温が下がっても、その水温の状態がしばらく続くとまた釣れだす。
そのはずが、今年はそうならない。

去年から1度以上、下がっている状態が続いているとすると、グレの居場所も例年とは大きく変わっているのかもしれない。ただ、口を使わないだけかもしれないが・・
串本の須江なんかでは、沖の一級磯でもさっぱりで、湾内の特定の場所ではパラパラ釣れているようだ。
僕が12月17日に、須江の沖磯に釣行した時は、一級磯のセシマは1枚のみで全然ダメだったが、
橋杭方面の湾内磯(有名磯ではなくて、名前も知らない、載ってない磯)でパラパラ釣れていた。
この状況は2月の今もそんなに変わってないかも。

ということで、黒潮の接岸は期待できないので、
いきなり好転するということも考えにくい。
グレ釣り師は例年のような釣果を夢みないようにしましょう・・・

まあ、しかし、
こんな中でもスポットで釣れてるところもある。
地磯はなかなか厳しいけど、椿地磯でつ抜けしてる人もおった。
沖磯やったら、少しでも釣れてる渡船区で、釣れてる磯にあげてもらうこともできる。

そう思わないと僕も行く気がしない(笑

いずれにしても、釣果情報、釣れてるポイントの情報はより貴重なシーズンということになるな。