「出雲サバの壁」シマノJC磯グレ釣り大会2023 串本予選

シマノジャパンカップ磯グレ釣り大会の串本予選に出場してきた。

毎年5月頃に行われるが、今回は悪天で2回延期となりなぜか10月21日になった。
2023年の決勝大会は11月にあるので、今回の予選は来年分の大会にスライドする形となる。
串本予選は、串本大島の須江地区と出雲地区の沖磯を利用して開催される。

グレ釣りを始めて3年目くらいから参戦してるので、
かれこれ、7回か、8回目くらいの挑戦となる。
未だにシマノJCは予選突破したことはない。かすったこともない(泣
毎年今年こそはとエントリーしている。

 

 

ところで、2023年は年が明けてからほとんどグレ釣りに行けなかった。
ランニングにはまってしまったからだ。
ほぼ毎日走り続けてフルマラソンに挑戦するまでになった。
釣りも行きたかったのだが、磯釣りに行くとなると準備から時間と労力を費やしてしまうので足が遠のいた。
思えば、年明けの1月に一度行ったきり、8か月間くらい間があいた。
この10年でこんなに釣りに行かなかったのは初めてかも。

10/21(土)、予選当日は5時半から受付で渡船を決める抽選。
5月当初は150名ほど参加者が抽選で決まっていたはずだが、延期が続きキャンセル者も結構いたようだ。
引いた番号は80で小川渡船で出雲の磯に決まった。
須江も出雲もほとんどすべての有名な磯には上がったことがあるのでどちらでもいい。
共に和歌山では人気の釣り場、水深はあって僕も好きな渡船区である。

 

今回は5船で8人が予選突破できる。
グレ5枚の総重量で競う。各船から1位と、5船の2位の中から重量トップ3人が予選突破となる。

 


出雲の小川渡船に乗り込み出船した。
いくつかの磯につけた後、向かったのは沖磯エリア。
武八に3人におろし、大サバの先端に2人おろし、僕の番で、サバの壁。
大阪のぐれ翔流会のワッペンつけた人と二人で降りた。

 

サバの壁は、2回くらい釣りした記憶がある。
湾内寄りで、足場が高いので波には強い。
磯際から深い。
竿2本くらいまでの近距離でも釣れるが、湾内寄りのため変化に乏しくポイントを絞るのが難しい。
寒の時期だと大きなサイズが出ることもあるらしいが、本日は水温24度で水温高め。

 


ぐれ翔流会の方が船着きを選択されたので、湾内側の釣り座になった。
左手には地磯で歩いて渡れる磯も見えている。
7時半釣り開始で前半は10時半まで。
後半は釣り座優先権があるので、船着きに変更するか選べる。


一投目で、いきなり30cmくらいのムロアジが釣れてしまい動揺する。
ただ、群れでいるわけではないようだ。たまにポツリと掛かる程度で他のエサ取りも多くない。
潮はゆっくりとしたあて潮。
問題は横風だ。
波はそれほどないけれど、昨日の低気圧通過で北西風が強く吹き付けている。
サバの壁は東を向いているので完全に横風になってしまう。
釣り座も高いため風を避けることが困難な状況だ。
ラインが右側に膨らんでしまうのを抑えきれず難儀する。
横風が強いとフカセ釣りでは当たりがとれなくなるので釣果が落ちる。
この日は、最後まで横風強風がやむことはなく、何度も心を折られかけた(泣

1時間ほどムロアジがたまに釣れるくらいで釣果なしだったが、湾内の地磯向きに遠投した際に20cmほどの木っ端尾長が釣れた。
木っ端であれグレがいるということで希望が出てきた。
このポイントを集中攻撃。


00ウキでノーガンの仕掛けでしつこく攻める。
今回はグレのサイズ規定がないため、20cmほどの規定5枚はすぐにそろった。
次の段階はサイズアップだ。
仕掛けを入れるタイミングや位置を変え、少しでも大きな木っ端グレを狙う。
何度も遠投し、22cmから25cmくらいのサイズに一通り入れ替えられたところで10時半の前半が終わった。

後半は、釣り座を変更せず、そのままの場所でやることにした。
横風強風下では、湾内側の釣り座の方がやりやすいと考えた。
地方に向かって釣りをすれば、向かい風できるのが好都合。
横風より向かい風の釣り座の方が断然有利となる。
それに先ほどから釣れている木っ端尾長グレの下には良形の口太グレがいる可能性もあるのでそこを攻めたい。

ここからは、更にサイズアップの釣りでクチブト狙い。
風の影響をおさえ当て潮を釣るべく00ウキに鉛を貼った上で、5号のガン玉を針上15cmくらいに装着。
木っ端グレの下をウキごとやや早めに沈めて攻める。
何度か同じコースをトレースすると、4ヒロくらいの深い棚でドシンという当たりが来た。
本命っぽい引きなので、慎重に寄せてきたところ
やはり口太グレだった。
35cmくらいはある。
3時間以上経ち、ようやく待望の本命の口太グレ。
格別に嬉しい一枚だ。

しかし、ここでまた風がいっそう強くなり少し風向きも変わってしまう。
こうなると同じように仕掛けを流し再現することが困難となる。
強風に向かって何度もマキエを遠投するもんだから、肩甲骨あたりの筋肉がつりそうだ。
足場も良くないので不自然な体勢での釣りで、精度も落ちて雑な釣りになっていく・・・

40分くらいして、ようやく33,4cmぐらいのクチブトグレ2枚目。

沖の方を見るといかにも釣れそうな潮目が出ている。
この様子だと沖にある武八やほかの磯も釣っているはずなので、あと2枚は同型を揃えないと勝負にならないだろう。
マキエのまとまりが悪いのでもう一度水分調整して練り直す。

潮の流れは朝からフラフラとしている。
サバの壁にあててくる潮になり、湾内に入る潮になりかけて、また沖へ出る潮に変わったりとやりづらい。

当たりがなくなり、エサも残りがちになる。

しかし、横風は依然として強風である。

同じ釣り座で長時間やっていると集中力も途切れがちになる。

たまに木っ端ががかかる程度で口太グレを追加できず、時間終了となった。

22cm~25cmの木っ端尾長グレが3枚。
33~35cmクラスの口太グレが2枚。
ルールでは5枚きちっと持ち帰らないといけない。6枚検量に出すと減点となる。

 

船の中で他の人の釣果を聞くと「木っ端グレばかり」という回答が多かった。


もしかしたら?とかすかな希望を抱き港へ戻り検量してもらう。

1900g台だった。

5月だったらこの重量でもなんとかなる場合もあるけど、10月後半となるとさすがに厳しい。

他の人の検量も見てたら2000g超えている人が、少なくとも2人いたのでその時点で予選敗退がわかってしまった。

後で結果みると、予選通過ラインは2500g台だった。

やはり、あと2枚足りなかった。

惜しいということもない。

せっかく口太グレのパターンを見つけかけたのに再現できなかったのがダメだった。

ただ、木っ端のみで終わらず、2枚良いサイズの口太を引き出せた。

数年前まではボーズで終わることも多かったことからすると成長している。

釣りの方向性は間違っていないと、、思う、多分。

雑になっていた部分を反省したい。

 

 

続いて、来週10/27のダイワグレマスターズ串本予選では修正してのぞもう。

ダイワは2年前の串本大会で初めて予選突破した縁起いい大会なので再現したい。

 

今回のグレは持ち帰り、家にショートステイしているアフリカの孤島マダガスカルから来た子たちに刺身にして食べてもらった。
刺身いけるかなと心配したけど、すべて完食してもらって釣った甲斐があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者: おき

おき、といいます。1972年生まれ、和歌山県橋本市在住。 自営業です。 フカセ釣り、グレ釣り、をみなべ~白浜周辺の沖磯、地磯でやってます。 経験も浅く腕はありません。 釣りを通じてみなさんとの交流できたらと思いブログをしています。

「「出雲サバの壁」シマノJC磯グレ釣り大会2023 串本予選」への4件のフィードバック

  1. こんにちは~
    いい釣りしてるではあーりませんか!それにマダガスカルの子ぉらというのもなんか、おきさんらしい話題やなー
    またブログのほうで投稿続けてください~

    1. ご無沙汰してます!元気してますか。
      せっかくここま釣れたので抜けたかったす(泣
      今から準備して明日ダイワ頑張ってきます!

  2. 突然すいません。
    YouTubeでご近所トラブルについて拝見しました。
    隣の畑に4メートルの擁壁が建つので困っています。
    お力を貸して頂けないでしょうか?

    1. コンクリートの擁壁ですかね。これは土木とか建築とかの話になるので私では知識不足ですが、
      開発許可とかとって法的に問題ないなら、交渉するしかないですね。
      行政の建築土木課とかに許可申請しているでしょうから、図面見せてもらって問題がありそうな点を相談してみても良いかと思います。

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