ボーイスカウト(カブスカウト)のオーバーナイトハイクに参加


土曜日に、夜の8時から翌朝まで30数キロを歩く!という息子のボーイスカウト(カブスカウト)活動「オーバーナイトハイク」に付き添ってきました。

前の日が久々の磯釣りで少々疲れ、筋肉痛も残っていたのですが、そんなことは言ってられません。
小学3年の息子が「参加したい!」と言いました。
本人、10kmも歩いたことないはずです。
僕は息子の性質からして無理ちゃうかなあと不安でした。
言葉で夜通し歩く辛さを伝えてもピンと来てない様子です。

当日の昼間、夕方と親のいうこと聞かずに外で走り回って遊んでました。
これから夜通し歩くと言うのに。

開会式を終え、いよいよスタート。
夜の8時の開始早々も、はしゃいでいます。
そんなペースではもたんやろなと不安に思いながらも見守ります。

ポイントでいくつかのゲームをこなし、
和歌山県橋本市から奈良の五條市に入った夜の12時、息子の足が止まりました。

「疲れた。もう歩けない。」

同級生の4人(うち女の子2人)の中で一番最初に泣きが入りました。
「もうちょっと頑張ろう」
励ますも、泣いてへたり込みます。

こうなることは、予想してました。
息子は夜に弱い。
夜、眠くなるとゼンマイが切れたように何を言っても反応しなくなります。
(逆に朝は早くても強くて元気です。)

先輩の保護者の方が助けてくれました。

「しんどいな、でも、大丈夫、眠いだけ」
「両手持ってるからゆっくり立ってごらん」
「目をつぶっててもいいから、足だけゆっくりでいいから動かしてごらん」

と上手に息子を誘導してくれます。
僕は、まだ1/3も来てないのに根を上げる息子を見て内心、
「ほら見てみい!調子にのって言うこと聞かんからこうなるねん!」
とイライラしてしまったことを反省しました。

その後も息子は何度も弱音を吐き、立ち止り、へたり込みます。

「しんどい」

「寒くて歩けない」

「足が痛い」

「お腹が痛い」

「疲れすぎた」

「迎えに来てもらって」

「もう勘弁して・・」

団体行動です。
一人がストップするとみんなストップします。
そして、度々、他の保護者の方にフォローしてもらいます。

他の子は、去年も経験しているとはいえ、
女の子もほとんど弱音を吐くこともなく頑張っているのに・・・
眠気は息子からやる気をすいとります。

僕が同じように励まそうとすると、息子は切れます。
「しんどいねん!もういやや」
頑張ろうと手を引くと
「放して、いややって言うテルやろ!」
自分の息子なのに、全く信頼されておらず、歯がゆさ感じ始めます。
情けないが、先輩保護者の力を借りるしかありません。
もしくは、リタイヤさせるかです。
力を借り、なんとか時間をかけて再び歩かせていただきました。

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夜2時頃ラーメンタイムを経て、息子は生き返ったようになりましたが
やはり、歩き出して、1時間もしないうちに泣きが入るのでした。

そうやって、何度も隊の足を止めながらも最後の数キロまで来て、また座り込んだ時、

同級の女の子から

「ここでやめたらもったいないよ、頑張ろう」と励まされます・・・

この子の親は息子を励まして、上手に誘導してくれていた方です。

この親にしてこの子あり。

まぶしく見えます。

僕自身、指導者の方や他の保護者の方と子供たちとの丁寧な接し方を見ていて
親として勉強させられる、考えさせられる点が多々ありました。
ともすれば、子供にすぐに結果を求めがちです。
できなければ短気を起こして感情的に接してしまう・・・
根気よく、気長に、丁寧に接すること、を学びました。

最後の100mでも、泣いてへたりこむ息子を鼓舞します。

「団ハウス見えてるで、もうちょっとや、頑張れ!」

「ゆっくりでも立って歩こう!」

そして、ゴール。

ゴールした途端、さっきまで歩けないと泣いていた息子は急に元気になり、
仲間のところへ元気よく走っていったのでした・・・

「この経験は自信になると思うよ」そう指導者の方からは言われました。

息子は眠気で意識朦朧とした中、無理やり歩かされていたような感じです。
ですので、本人にどれだけ達成感があるのか、自信になるのか、僕にはわかりません。
息子に感想を聞いても、モゴモゴして期待しているような答えは帰ってきません。
来年参加しても同じように泣きが入るかも、という不安はぬぐい切れません。

ただ、親として良い経験をさせてもらえたことは間違いないです。

今は、子供の数も少なくなり、遊び方も、学校も、近所づきあいや地域社会の有り様も昔とは大きく変わってきていると思います。
親と子が孤立してしまいやすい世の中かもしれません。
そんな中、ボーイスカウトのような野外活動を通じての教育活動は
家庭や他の習い事などでは賄えない貴重な体験だと言う気がします。
しかも、指導者の方は無報酬のボランティアです。
普段は楽しい野外活動ばかりで、息子も自ら行きたいと言います。
団体での野外活動は協力し合わなければ成り立ちません。
上下関係、横の関係、指導者との関係を通じてたくさんの事を感じてもらえたらと思います。
行く末、指導者になってリーダーとして活動するくらいになってもらえれば、と期待しています。