「結果（実績）を出してから物を言え」という人はナンセンス

「お前、実績もないのに偉そうに言うな」
「意見は、結果を出してから言ってね」

仕事でも家庭でも、クラブ活動でもどの分野でもいいんだけど、こういうことを上司とか、目上の人から、親から、先輩から、友達から言われたことはないだろうか。

結構、多くの人がいるんじゃないかな～と思う。

で、

「ああそうだ、結果も出さないで意見言って自分は恥ずかしいな」

とか反省した人もいるかもしれない。

しかし、全くそうは思わない。
反省する必要もなければ、黙る必要もない。

むしろ、そういうことを言って相手を黙らそうとする人間は、
つまらないこと言う器の小さい人だ。
全く尊敬もできない。

そして、僕はそういうことを言われて頭を押さえつけられると、反抗するタイプだw

自分に自信がない目上の人ほど、相手を黙らそうとするような印象がある。

意見に対しての批判はいい、だが、意見そのものを封じるのはナンセンスだ。

たとえば、ある企業が、新製品を開発したいとする。
今までにない発想で大ヒット商品を生み出したいとする。
そこで必要なのは過去の実績や結果ではない。
実績にこだわっていたら、今までになかったような新製品なんてうみだせない。
むしろ、実績とか関係なく、全社員から意見やアイデア、いや、社員に限らず顧客や取引先などあらゆるところから意見を吸い上げるような柔軟さが必要ではないだろうか。

少なくともそういう実績しか見ない会社ってつまらないと思う。
実績のない若手は、新しい発想で勝負するチャンスもないので、面白くないだろう。
みんな最初は実績も何もない。
だから意見をだす。それが形になり、実績となる。
そのチャンスが少ない会社は自らが成長するチャンスを減らしているのだ。

細かい例を出すと、企業のYOUTUBEチャンネルなんかでコメント欄を閉じているところも多いんだけど、これも、もったいないと思う。
コメント欄は、せっかく忌憚のない貴重な意見やアイデアがもらえる絶好の場だ。
YOUTUBEは公開の場で、中傷や批判がかなりストレートにくるので、それを恐れてるんだろうけど・・・
僕は、その会社は商品もしくは作っている動画やコンテンツに自信がないのかな？と勘ぐってしまう。
ブログもしかり。

釣りメーカーなんかコメント欄、閉じてるところばかり。
シマノTVなんかは、開いているけど、やはり自信ある企業だからだろう。
まあ、「動画のクオリティ下がった」とか「スローモーション多用で自己満足か」とか言われてたけどw
それだって、貴重な意見だ。

かくいう僕もYOUTUBEでは、かなりキツイ中傷や批判をたくさんもらうんだけど、僕にはやめてw
「それにしても、おでこ広い」とかしょーもないことをコメントしてくれるなw
今後、そういうのは全部、ホリエモン流に「うるせえバーカ」で済ませるからなw

個人としても、意見をセーブすることを続けているとそれが癖として身についてしまうんじゃないだろうか。

自分から発信できない、自分の意見も言えない、他人や組織の言われるがまま、そこに合わせることしかできない矯正人間になってしまう恐れがある。
牙を抜かれた虎みたいに。
ただでさえ、日本人は意見を言うのが下手だといわれてるんだから。
話をしていても、無難な意見しか言わない人は面白くない。

なので、意見も言えない組織からは早く抜けたほうがいいだろう、そういうこと言う人とも自分を殺して付き合わないほうがいい。

意見は発信してナンボだ、アウトプットすることに意味がある。
自分の中で熟成できるようなもんじゃない、発信してこそ昇華できるのだ。

それに、これからのAI時代、人間の仕事は減っていく。
自分の意見を出せない、発信できない人から仕事はなくなっていくんじゃないだろうか。知らんけど。