過酷だった北海道マラソン2024 後編

北海道マラソン2024 前編からの続きです。

子供の頃、かけっこは早かったですが長距離はダメでした。
すぐに息があがってしまう。心肺能力が弱かったんだと思います。
中学校に入ると1500mの持久走を体育でやりますが、最初だけとばしてすぐに失速。タイムはなんとなく覚えてますが、6分40秒とかだったと思います。
陸上部とか野球部の同級生が5分台で走るのを見て、かっこいいなあって思った記憶があります。
今、52歳になって、月間200kmとか走ってフルマラソンに挑戦している。
上位10%の3時間30分台目指して走っている。
50代の今が、人生で一番スポーツしている。
家族も周りも誰も僕の記録なんて興味持ってくれませんし、誰かに認めてもらおうとも思ってません。
でも、自分の能力が少しづつてもあがっていくことが面白い。
コツコツやれば結果がでるのが面白い。
中学生の頃や若い頃にこういうスポーツの面白さに気づけば人生違ってたかと思いますが、今だから面白いと感じられるのかもしれません。
そんなことを思いながらスタートです。

8時半スタート時、気温は23度でした。
普通に過ごすなら暑くないですが、マラソン走るにはかなり高温で、心拍上がって大変だな、という気温です。
しかし、去年よりはマシみたいです。
どんどん気温が上昇していくので厳しいレースになることは、全ランナー承知済み。

ちなみに今回の目標タイムは3時間40分以内です。
2月に出した姫路城マラソンの自己ベスト3時間44分を4分くらい更新しようと目論んで練習してきました。

コースは、大通り公園から5kmほど南下し、折り返して札幌駅方面に北上しますが、早くも2kmくらいで小便するためトイレに駆け込みました。
スタート前のトイレは長蛇の列だったので、スタート後、ハーフ地点くらいで足を休ませがてらトイレ行こうかと考えてましたが、、、
すぐに我慢できなくなり尿道オープンスタートさせてしまいました。


10km地点です。51分。札幌駅の近くあたりですね。
2分ほど想定より遅いくらいですが、暑くてかなり汗かいてまして、序盤は無理しないように走ってます。
ただ、記録も考え、このあたりからキロ5分ちょうどくらいになるように、少しペースをあげる感じで走りました。

 


16キロとかですが、先頭集団とのすれ違いシーンです。
トップは、東京オリンピック出場した中村 匠吾選手です。
(2時間15分台で優勝されました。)
折り返しがあって、トップ集団とすれ違うレースはいいですね。
ハイペースで躍動感あるエリートランナーの走りを見ると刺激を受けます。
気分高揚して、元気もらえます。


学生たちの応援がノリノリですごくて、一瞬疲れを忘れられました。
思い出しましたが、このあたりで有名youtuberの福井のカズさんに抜かれました。実は前回3月のふくい桜マラソンでも遭遇してまして、その時は37、8kmあたりで僕が追い抜いたんですが、今回は抜かれました。
「あ、ついていこう!」と思ったももののついていけず、追いつくことはありませんでした。

やはり内臓が弱ってるのかハーフ地点の前あたりから全身に倦怠感があり体が重く感じる。
実は、レース後風邪をひいてしまい、2週間経った今もまだ治っていなくて参ってるんですが、レース前の下痢は風邪の症状たったように思います。

この時は、全身がしんどいのは、もしかして軽い熱中症の症状かも、と思ってました。
なので、それを言い訳に25km地点、ジェルとか雪がある大型のサポートエリアがに飛び込んでしまい、しばし休憩・・・

雪の大きな塊が設置されてましたので、削ったのをもらい、体を冷やしました。
食べ物は喉を通らなかったのですが、ジェルやコーラがあったのでいただきました。
2分か、3分くらいは休憩しましたが、これが良かったのか、けだるさはマシになりました。

30km地点
何度も水をかぶりウェアはドボドボ。
シューズも水をかぶってしまいましたが、水はけがよいシューズなので支障ありませんでした。中には走るたびにジュクジュク音を鳴らしながら走るランナーも。
26kmで、折り返してからは、向かい風を受けながら走ってます。
本来なら向かい風は大敵なんですが、この暑いレースでは体が風で冷やされるので気持ちよくて苦にはなりませんでした。

自分では5分ジャストくらいで走っているつもりなんですが、風のせいか暑さのせいか体調のせいか、ペースは5分15秒くらいに落ちてしまってました。
もう記録は狙え無いなとわかりまして、
自己ベストあたりの3時間44分くらいで走れれれば、と切り替えました。

35kmあたりから地獄になるのは毎度のことですが、練習を重ね体が少しは順応してきているのか、いつもの地獄よりは少しマシな地獄に感じましたw

終盤、40km手前くらいから北海道大学の敷地内を走ります。
ここは木陰も多くて道幅も広くて走りやすかったし気持ちよかった。
ペースは5.15くらいだけど、このまま淡々とゴールまで走り切れば、自己ベストくらいはいけるぞ、って思って走ってました。


最後の給水エリアがあったんです。
今、このペースで淡々と走れてるので給水はスルーしようか迷いました。
でも最後の給水だし、念のため思って歩くようなペースに落として水をとった瞬間、足が動かなくなりました。
一気に足にきた感じで、ハムストリングからふくらはぎが軽く痙攣したような、つった感じです。
やば、あと少しなのに・・・
身体が危険を感じ、もう走るな、と指令を出しているのかようのです・・・
あと少しなので、走り出そうしますが、足がもつれスピードあげられません。
仕方なく停止。
軽くストレッチしたり足を叩いたりして少しマシになったあたりで再度走りました。
ペースはジョグペース(キロ5.40~5:50くらい)しか出せなくなり、結局、足を引きずるように走りながら、そのままゴールしました。

 

最後どうなるかと思いましたが、完走できてやれやれです。

フィニッシャータオルとタンブラーもらいました。



レース後すぐのアイスをいただけました。
これは、500円以上の価値があるね。

 

少し休んでから荷物まとめて帰ります。


札幌駅のカフェでフラペチーノみたいなの食べて、すぐに新千歳空港へ行きました。


たっぷり時間あるんですが、新千歳空港はめちゃ店が多くて時間潰せます。
関空の3倍くらいある印象です。
素通りできない観光スポットです。
お土産屋さんなんていくらでもありますし、映画館やゲームセンターもある。
僕が前回、札幌にきたのは20年前くらいなのでそこから発展しまくってたのでした。


なにより嬉しいのが温泉ですよ! 「新千歳空港温泉」
温泉で1時間、その後、温泉内の休憩所で1時間半くらい寝て体力を回復させました。休憩所はTVとかみれるリクライニングチェアーがたくさん置いてある部屋です。暗くて睡眠しやすいですが、いびきもうるさかったですw
価格は、2600円だったけど風呂入って施設使えば価値あります。


空港内で土産を買い、空港内でジンギスカン丼を食べ(ジンギスカン食べたかったが)、北海道ソフトクリームを食べて帰りました。
19時の飛行機が遅れて、関空着いたのは22時半くらいでした。

ということでおひとり様 北海道マラソン一泊二日の旅が終わりました。
僕はなんだかんだこれでも楽しいです。
フルマラソン走ると達成感が半端ないので、マラソン旅行としては完走したらもうそれで十分満足できる旅になりますし、目標達成したら素晴らしい旅になります。
あとはおまけ。
まあ、仲間がいたら、観光したら、もっと楽しめるかもしれませんが、和歌山県橋本市ってそういうランニングクラブとかきかないんですよね。
しばらくはお一人様で楽しみたいと思います。


帰ってから翌日も軽くランニングしてたのですが、なんかダルイなと思ってたら風邪ひいてまして、2週間経って今も喉が痛くてだるいです。
下痢とか風邪の症状で42kmを記録出そうと意気込んで走るのは、リスクがありますね。後の日常生活とか仕事に支障をきたします。
こんなに長く風邪を引きずるのは初めてでして、免疫力が落ちてるんだと思います。
50代は回復力が遅いw

今回あえて言わせてもらうと、
「35km以降、そこまで辛くなく淡々と刻めた感覚」がありました。
少しマラソンの後半の耐性みたいなのが出てきたかも!という成長を感じました。
(そのあと、一気に足にきて大失速したので意味ないかもしれませんが・・・)
次回、あの感覚で終盤走れ切れれば、3時間40分切るのは可能だと思えました。
過去4回のレースは35km以降、苦しみをひたすら耐えながら走るだけだったので。
そして、2月か3月のレースでは夢のサブ3.5(3時間30分以内)を目指したい。


次回、11月3日に淀川市民マラソン出ます。
いまだ練習できずヤキモキしてますが、ここは辛抱です。

個人記録詳細
出場種目 男子50歳~54歳
距離 42.195 km
タイム(グロス) 3:49:13
タイム(ネット) 3:47:09
種目別順位 317/2067
総合順位 2124/12274
タイムリスト
計測ポイント スプリット ラップ
Start 00:02:04  
5km 00:29:05 0:27:01
10km 00:54:43 0:25:38
15km 01:19:52 0:25:09
20km 01:45:26 0:25:34
25km 02:14:15 0:28:49
30km 02:41:55 0:27:40
35km 03:08:57 0:27:02
40km 03:36:11 0:27:14
Finish 03:49:13 0:13:02

 

投稿者: おき

おき、といいます。1972年生まれ、和歌山県橋本市在住。 自営業です。 フカセ釣り、グレ釣り、をみなべ~白浜周辺の沖磯、地磯でやってます。 経験も浅く腕はありません。 釣りを通じてみなさんとの交流できたらと思いブログをしています。

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