今季初タマミ！と”釣り針が刺さった”の巻

7月に入りました。
梅雨とはいえ、ほとんど毎日雨ばかりで嫌になりますね。
うちの畑も雑草の伸びるスピードが早くて処理が追いつきません。

と言いながらも土日は畑も仕事を放り出して、また、南紀に行ってきました。
当初は、次男の保育園行事のため、単独の予定でしたが、家族と行くことに変更となりました。
次男坊と、娘が水ぼうそうにかかってしまい土曜日の保育園の行事（夕すずみ会）は避けておこうということになりました。
ただ、熱も全くないし、もう治っており、めっちゃ元気です。

 

7/4（土）南紀へ出発～夜釣り

14時半ごろ出発。
海南のオークワで小エビ（トビアラ）2パック購入。（2割引で240円くらい。）

 

お菓子屋さんによっておやつタイム。

いつも通り阪和道にのりました。
海南IC⇒みなべIC で降りました。（高速代は、ETC土日割引で1140円）

みなべで釣太郎により、ボイルL1.5kgを購入です。
椿マンション到着が、18時ごろ。

 

雨は降ってますが小ぶりなので釣り出来そうです。
ただ、海は濁ってます。

今晩も夜釣りですが、行ったことのないポイントでやろうと決めてました。

コーヒー飲んでから、今夜行く予定の椿周辺の磯を事前偵察に行きました。
足場、取り込み場所、シモリの有無など入念にチェックです。

帰ってから入浴。

晩飯は和風ハンバーグ。

晩飯後、準備して結局釣り開始は21時頃となってしまいました。

 

 

ナイトフカセ　椿周辺の新ポイント

【本日の仕掛け】
ロッド　ダイワ遠投用4号インターライン
リール　シマノ5000番エアノスXT
ライン　PE6号
ハリス　10号（ブラックストリーム）
針　　オーナー カット真鯛11号
ウキ　電気ウキ0.8号
オモリ　割りビシ0.8号

【エサ】
マキエ:オキアミボイルL1.5kg
サシエ：オキアミボイルL＆小エビ（トビアラ）

【本日の潮】

中潮 満潮20：06（192cｍ） 干潮1：46(83cm)

 

椿の初ポイント1で釣りスタート

雨は小ぶりで大したことありません。
満潮直後だから多少波気あります。

ボイルを5,6杯先に撒いてからスタート。
ボイル1.5kgなので、4時間くらいの釣り予定。
1：46の干潮時すぎくらいまで頑張るつもりです。

沖には赤イカ釣りで明るい電灯を灯した船が10くらい並んでます。
明るい光は沿岸まで差し込んできます。

さて、今夜の場所は椿の磯です。
始めての場所。
正直、釣りしているのはほとんど見たことありませんが
夜釣りでは行けるんじゃないかと以前から試してみたかったポイントです。

水深計ると浅い。
満潮過ぎて1時間くらいですが、1.5ヒロで根をかくところあり。
しかし、このガチャガチャした感じが良いはずだ。

サシエはトビアラとボイルを交互に使います。

5,6投目くらい。
磯際でスーっとウキが沈みました。
合わせると重みを持って乗りました。
よく引くので

ヘダイ

かなと思いましたが、
メンドリでした。

 

しかし、今日もエサはほとんど丸々残って帰ってきます。
6月から夜釣り続けてますが、こんなんばっかり。
ほとんどエサ取りに出会ったことがありません。

トビアラを這わせる感じにすると、

 

こんなのも来ました。イシガキフグ
椿周辺には彼らは非常に多いです。
こんな状態が続くとだれてきます。
少し眠くなってきます。
仕掛けを入れてから、竿をピトンに掛けてぼーっとしてました。

 

あれ？

ウキがいつの間にか消えている。

どこ行った？

電池切れ？

こんな感じで完全に油断してました。

のそのそと竿を手に取り、ベールをおろして回収しよと巻いた瞬間、

いきなり竿が水面に突き刺さります。

一瞬の出来事に対応できません。

竿を持っているのが精いっぱい。

物体は、ズキューンと沖へ走ります。

竿はほとんどのされた状態です。

次の瞬間、フッと軽くなりました。

やられた！

「ああああ！！」と思わず声を出ます。

仕掛けを回収してみると、あれ？

 

サルカンの片側の輪っか部分から下がありません。

サルカンを破壊されました・・・

このパターンは初めてです。

 

PEを使いだしてからは直結ではなくサルカンでハリスと道糸をつないでいます。
PE＋フロロの組み合わせではナイロンと違い全く伸びがありません。
衝撃を吸収するのは、竿だけです。
竿がのされた状態では、まさに魚との引っ張り合いになってしまいます。
魚が沖へ突進する強い力がサルカンに直接伝わってしまったようです。

サルカンを使うと結び目が多くなり仕掛けの強度が下がると聞いたことが
ありますが、サルカン自体が破壊されるとは、盲点でした。

まあ、しょーがない。
すぐに仕掛けを作り直そう。

 

 

刺さった針を抜く方法

そうして、仕掛けを作り直しているときに事件は置きました。

地合いかもしれないので、急いで作り直したのが悪かったのです。

仕掛けを作り直しで最後、ハリスに針を結びました。

ギューっとしめこむ時に針を持っている指が滑りました。

 

え？

 

針が指に刺さったのはわかりました。

まあ、よくあると言えばよくあることです。

しかし、今回は刺さった感触が違いました。

いつもの、チクッとした軽い感触ではありません。

 

グサっとした感触でした。

 

痛みは大したことありませんが、いやな感触です。

恐る恐る指をライトで照らして見てみると
ああ、なんてことだ。

 

 

 

 

角度がわかりづらいですね。

 

 

 

 

完全に返しの部分が指の肉の中に突き刺さってます。

 

 

 

抜けないかと反対の手で引っ張ると激痛が走りました。

 

やばい。

 

どうしよう。

 

磯の上で途方に暮れます。

 

試しに、ラジオペンチで少し強めに引っ張ってみると、

激痛が走るだけで、全く動きません。
がっちり刺さってくれております。
返しがあるから動かないし、抜けないです。

この刺さり方では、貫通させて反対側から抜く、という手も使えません。
ちなみに針は、最近お気に入りの

オーナー　カット真鯛11号

結構、軸の長い針です。

 

自力では抜けない。
かと言って、マンションに帰ってもどうしようもないだろう。

となると、病院へ行くしかないか。

この時間だし、救急病院にでも駆け込まないといけないな・・・

しかし、そうなると、今夜の釣りは終わりになってしまう・・・

 

この針が刺さったまま片付けして荷物抱えて車まで戻るのも大変よなあ。

と、雨の中、色々と思考を巡らせます。

 

ネットで調べてみるか。

スマホを取り出し、調べてみます。

“釣り針　抜き方”

で調べると出てきました。
体に刺さった釣り針の抜き方 ストリンク?・ヤンク・テクニック

 

 

というyoutubeの動画が一発目に出てきました。

刺さった針に糸をひっかけて瞬間的に引き抜くという方法です。

これしかない！

と思いました。

これなら、抜いて絆創膏でも貼っておけば釣りも継続できる！と。

（上記の動画、後半はリアルな感じになってまして、実際に刺されて実演されてます。）

 

 

早速やってみようと、

針にフロロハリスの10号を引っかけて見ると

イテテテテ

10号のハリスは硬すぎて針に巻きつけられません。

なので、5号のハリスに変更です。

しかし、ここからが苦悩の始まりです。

 

恥ずかしながら、怖い。

糸を引っ張ることが怖い。

 

「本当に、この動画の通りなるんだろうか？」

「もし、抜く方向がずれて肉をえぐってしまったら激痛が走るんじゃ？」

「刺さった針は、真鯛針で11号で結構太いしなあ・・」

 
加えて、20年くらい前、バイト先の工場のベルトコンベアーの歯車部分に指を巻き込んで大けがしてしまったことがありました。今回刺さっている指は正にその指なのです。
その時に、指の長さが5mmくらい短くなってます。
指先ってのは神経が集まっていて敏感なことを身を持って痛いほど知ってるんですね（苦笑

10分くらい、モジモジしてたでしょうか。

こんなことをしていてもしょうがない。

夜釣りする時間がなくなってしまう。

思いきってやってしまおう。

失敗しても死にはしない。

 

立ちあがり、一気に、

抜いてしまおうとすると

心臓が急激にドキドキしてきます。

 

3

 

 

2

 

 

1

 

 

ウリャ―！！！
抜けた針は闇の中でキラリと光り、どこかへ飛んでいきました。
（上記、動画みたいに針に結ばず、引っかけて引っ張ったただけでした。）

 

成功です。

 

 

「よし！！」

 

と思わず両手を握りました。

安堵感、解放感に包まれます。

爽快で痛快で、気分すっきりです。

痛みは、一瞬だけチクッとした程度でした。

少し血が出ましたが全然大丈夫です。

テーピングして2,30分もすると血も止まりました。

上記動画をアップしてくれた主には本当に感謝です。

30分くらい時間はロスしてしまったでしょうか。

 

新規第2ポイントへ移動

すっきりしたところで釣りを再開です。

しかし、このポイント潮が下げてきて当たりもなくなってきました。

しばらくして、場所移動することにしました。
第２ポイント
次のポイントも初場所です。
さきほどのポイントからは100mくらい離れています。
道中、少し水没箇所がありますが、太ももまでもウェーダーを履いているので快適です。
大したことはありません。
ここも夕方、偵察したところですが、夜釣りしている人は見たことありません。
昼釣りしている人も少ないですが。

少し湾っぽくなってきますが、シモリだらけ。
深いところで2ヒロ半くらい。

また、ボイルを5,6杯、足元に周辺に撒いてから準備。

オキアミ2枚掛けして投入。

3投げ目で来ました。

目の前、磯際です。

沈みきったのを確認してから合わせると、ガン、ゴン、ガンと首を振るような動作を見せた後、沖へダッシュです。
早いです。

この時点で期待大。

15mも走られないうちに、止めにかかります。
今度は右へ走りますが、シモリ多いので竿を倒して強引に左に顔を向けます。
後は、終始リードできました。

最後はゴリマキで。
磯が低いので波を利用してあげました。

 

 

出た！

 

タマン～！！！

 

と言っても、写真見てもわかりますが、大きくないです。

サイズは43cm。
釣れた時間は0時半くらい満潮1時間前でした。

 

雨が少し強くなってきましたが、
今日はいいんじゃないか？！

あと、1枚デカイの釣って帰ろう、と思いますが
当たりが続かずエサは残ってきます。

 

トビアラで底を這わせると、イタチウオ。
これも美味しいらしいのですが、どうしても持ちかえる気がしません。

結局、満潮の1：46過ぎまでやって後は何も当たりなし。

1.5kgボイルを撒ききって終了としました。

 

帰りに磯で鱗と内臓を捌きました。
今回の収穫は新ポイントを2箇所も開拓できたことです。
また、必ずヤツは周ってくるはず！

 

帰ってから、ラーメンと自家製チューハイで本日閉店。

 

 

7/5（日）ファミリーと遊ぶ

 

翌朝の様子。
波はないが、雨は降ってます。人気のウマノセには釣り人がいます。

 

 

ランチは、昨日のメンドリのソテー。
メンドリはいつ食べても美味しいです。はずれとかない。
火を入れたら食感とても良くなります。

 

 

次男が寝たのでドラえもんのすごろくゲーム。

 

つかまり立ち、まだハイハイも出来てませんが・・・

14時頃、マンションを出ました。

 

 

帰りに、貴志駅に寄りました。
タマ駅長が最近亡くなり、祭壇が設けられ花がたくさん飾ってありました。
中国からの方がたくさんいました。

 

夜は家でタコ焼きと、昨日釣ったタマミを料理してもらいました。
タマミ（ハマフエフキ）のアクアパッツァ
肉厚もあって申し分ない味。