12/18(土)曇りのち晴れ
中潮(満潮 4:21 15:14/干潮 9:35 22:12)
ケムリ島(中紀 大引の磯)6時半~14時
フカセ釣り
行ってきました。ついに沖磯ソロデビューの日です!
エイヤって感じで前日に決定しました。
ただ、前回の勝浦とか南紀でもちょっと遠いので中紀で。
由良町の白崎のあたりが適当かと思い、アレコレ検索で調べまして、
渡船はよく名前を耳にする上野渡船さんを利用することに。
慣れない準備に手間取り、夜1時出発。
マルニシインター店で予約していたオキアミM3kgと氷と、グレ針7号を調達。
その他、食材など購入し、なんだかんだで、上野渡船駐車場に着いたのが、4時頃。
広々とした駐車場には1台しか止まってません。ん? 利用者少ないんだろうか。。。
ともかく車で仮眠し、起きたのが5時半。
起きてみると、周りは車だらけ! 20台以上はありそう。。。
そこからも車は増え続け、満車状態、すげー賑わいっぷりです。
(↓の写真は帰ってきてから撮影)
フィッシングクラブとかチームとかそんな人も多そうな感じで、初心者ソロとしてはやや圧倒されぎみ。
受付のおばちゃんに初心者であることを告げると「船長来たら詳しいこと聞いて」と言われるも、人が多くて誰が船長なのかわかりません。。。
なんとか船長を見つけて聞くと「初心者やったら、ケムリかヒラバエやなあ。弟の方の船乗って」
二艘あるようですね。これだけの人いるので少し安心。
6時15分ごろ、出船いたしました。
近くには白崎海洋公園が見えてて、風が気持ちイイ。ワクワク感は最高潮です。
10分ほど沖に出たところで例の”ケムリ“に着きました。
船長からの指示があり、ここで降りました。
船には助手のような若い人が乗っていて降りるの手伝ってくれたのがありがたかったです。
4人、降りました。
みなさん降りるなり、
「風きついわあ」
「風裏って聞いてたのに、全然風裏ちゃうやん」
「えー、この風あかんでー」
という感じで風のことを言います。
確かに北西風がきつい。さほど冷たくはないんですが、これはマズイかも。
時折、突風がきてキャップも飛ばされそうな感じです。
ロッド:シマノ[IGハイスピードアペルト磯XT 2号-525cm]
リール:ダイワ エンブレムZ 3000LBT
ライン:道糸3号,ハリス2号
ウキ:G2
固定ウキ+完全フカセ
釣り座をやや島の南よりに構えました。
風がやはりやっかいです。
ラインが風に煽られてやりにくいんですが、それよりまきエサのボイルが思ったところへ投げられないのが問題。
つけ餌と同調しづらい状況です。
配合エサとか何か混ぜて重くすべきなのでしょうか。持ってきてないので仕方ないです。
しかし、2,3投目、いきなりウキがヒュンっと消えました。
すかさず合わすとズシンと来ました!
1年ぶりです。この粘り強い引きは。
上がってきたのは狙いのこいつでした。
グレ蔵 32cmです。
「よしよし、風は強いが磯はやはり活性高いな」などとほくそ笑んでいた次のキャストで事件は起こりました。
またまた、ウキが消え合わすと今度はドシン!という感じで乗ってきました。
ちょっと前回とは違う引きの強さです!
左右に持って行かれそうになったり、下にもぐったりと、ファイトしてます。
キタキタキタキタ、ついにキタ!
重い、あがらん。。。
無理しないように、なおかつ、潜られないように竿をためて耐えていました。
その時、
ボキッ!
フッっと手元が軽くなりました。。
あれあれあれあれれ??
あろうことか、竿が折れてました。。
3番のところから完全にいっちゃってます。
糸を引っ張りましたが既に魚は外れて軽くなってました。。。
しばらく放心。
安いインターラインの竿でしたが、折れるとは。。。
その前に糸が切れろよ!!!???
竿を立ててためていたのが悪かったんでしょうか。
もしやの大物に備えて張り切って2号の竿にしてたのに。
なんだか納得いかないんですが、しょうがないです。
周りで見ていたベテランのによると、「あの引きはイシダイちゃうか?」とのことでした。
予備の竿(無名 黒潮450)を使い継続しました。
今度の竿は短いし、固定ウキは取り込みにくいので誘導にしました。3ヒロくらい。
そこから当たりは時々ありますが、アイゴの小さいのやチャリコばっかりです。
風も依然とおさまらず、非常にやりづらい。
時々、一緒にあがった人が様子を聞きにきてくれます。
「あかん、釣り以前の問題やわー」
周りも全然ダメみたいでした。
こんな時は昼飯でも食って風向きが変わるのを待つに限ります。
しかし、この日、風がおさまることはありませんでした。
14時、ギブアップ。
結局、今回はグレ蔵一匹のお持ち帰りに終わりました。
ただ、船に乗って沖磯に上がるというのは、非日常的な世界で気分が高揚します。
とても気分がリフレッシュされた感じです。
この感覚はスキーとかスノーボードで雪山に行ったときに近いように思いました。
今期はあと3、4回くらいは行きたい気分です。
カテゴリー: 渡船釣行記
2009ラストは、紀伊勝浦でしめました。(太地の沖磯)
12/29(火) 快晴、中潮。
2009年最後の釣行は、師匠(妻の父)のお誘いを受け
那智勝浦の沖磯にグレ釣りに行くことになりました。(太地の沖磯)
なんというか、今回の釣行は忘れらないものとなったんじゃないかと思います。
仕事を終え、速攻で帰宅、用意し出発。
吉野の師匠の家に着いたのが夜の10時すぎで、コーヒーをいただいてから、11時前に出発。
一路南へ。
下北山村を超え、三重県熊野市の手前くらいのエサ屋(キノシタ)で、事前に予約して溶かしておいてもらった
ボイルオキアミ6kg(二人分)を調達。
このあたりにエサ屋は何件かありますが、価格や質が違うそうです
紀伊勝浦港に到着したのは、2時前くらい。そこから仮眠。
起床は5時前、ちょうど、港ではマグロの水揚げをしてましたので見学することに。
冷凍されずに生のままみたいです。
漁船からどんどんあがってくるマグロを見ているとテンション上がってきます!
カジキマグロやサメなんかもいました。
その後、渡船屋の事務所みたいなとこで、乗船名簿に記入してしばし待ちます。
事務所の中には魚拓なんかがたくさん張ってあります。
昭和の香りがする、独特な雰囲気です。
6時前に乗船。15名くらい乗ってます。
6時15分、港を出発。
次第に夜が明けていきます。
磯はあちこちに点在しており、着くたびに一人、二人と降りていきます。
で、港を出てから2,30分くらいで、目的地につきました。
「カラシマ」という名前のついた磯です。
まれに落ちる人もいるらしいので、やや緊張しながら磯に上陸しました。
地理的には、くじらで有名な和歌山県太地町です。南方には、梶取崎の灯台が見えています。
今回は師匠のご好意を受け、仕掛けから何から全てお世話になりました。
師匠はこの道25年以上のベテランです。
僕の方は、沖磯も、フカセも初体験です。
仕掛けは完全フカセ。
竿1.5号?5.4mくらい
道糸3号(フカセ用)
ハリス4号(フロロカーボン)
どんぐりウキ3B
レクチャーを受け、軽く1投目。
足元から竿一本分の場所に掘り込み流します。
「よっしゃ!」
と師匠が大声で叫びます。
「遅い」
合わせましたが遅かったようです。
つーか、言われるまでウキが沈んだことに気づきませんでした。。。
素早い合わせが必要なようです。
でも、3投目、すっと沈んだウキにあわせるとがっちりヒット!
釣れてしまいました。
25cmくらいのグレです。
師匠に釣らせてもらった状態なんですが、嬉しいです。
で、今日のこの磯、かなりの好条件・高活性です。
5回流せば、3、4回はあたりがあります。
そのうち1回は釣りあげられる感じです。
竿や仕掛けの扱いに慣れないため、ロスする時間も多いですが、面白い。
小さいウキから目が離せませんし、手返しも多いのでカゴ釣りのようにのんびりとはできない
のですが、これだけあたりが多ければ、文句ないです。
景色も最高!
この日は暖かく、防寒してると暑いくらいです。
ただ、時期のせいか、20cm~25cmくらいの小さいのが多い。
師匠からの指令で「キープは25cm以上にしよう」。
30分あたりがないということはないです。
とにかく釣れ続けます、楽しすぎ。
マキエワークにも少しづつ慣れてきました。
「少量をこまめに撒く」
マキエとサシエが同調するタイミングになるとほぼ当たりがきます。
この日最大は、38cmのグレ。
これくらいのグレになるとかなり引きが強くて、簡単にはあがりません。
師匠にタモ入れしていただきました。
まさに、ビギナーズラック。
どんどんクーラーボックスはいっぱいになっていきます。
お昼には、21リットルのクーラーの7割いっぱいになってしまいました。
午後4時に船が迎えにくるまで、10時間、釣り続けました。
もう何匹釣ったのかわかりません。
リリースしまくりです。
こんなことがあっていいのでしょうか。
後で聞くと、他の磯はあまり釣れてなかった様子なので、
「カラシマ」を選んだ師匠のおかげでしょう。
家で数えたところ、およそ80くらい。。。
その他、良型のカワハギ、ベラ
なんか、1年分釣ったような気分です。
さばくのは次の日にしようかと思ったのですが、
内臓だけでは処理したかったので、夜中の2時半までやってました。
やってもやっても終わらん。。
これが今回一番辛かったりして。。
しかししかし、かなり鮮烈な体験でした。
行く前は、フカセは初心者だし、難しそうだし、釣れないんだろうなあと予想してましたから。
爆釣したことは、もちろんのこと、他のことも何もかも初めてづくしだったので、スゴイ刺激を受けました。
今回は、エサ、仕掛け、渡船の手配など全てを師匠にしてもらいましたので、こういう体験ができました。
渡船の利用方法や、磯の選択など、自分では全くわかりませんでしたので。。
感謝感激です。
次は、仕掛けから自分でチャレンジしてみたい気分です。
師匠の雄姿です。