命名~naming~ 小さな手を握ったまま かすかな寝息を立てている 君の人生は始まった 雲ひとつない 抜けるように青い空の下で 君は豊かな感性で 時代をしなやかに受け止め あふれる想像力で世界を表現する 向かい風や横風を受けようとも 帆船のように自らの力にして進む 僕たちは 願いをこめて 君に名付ける