【連休 12日土曜日の朝からの出来事】
白浜の地磯で金曜日の夜釣りを終えた後は、そのまま駐車場で睡眠タイムとした。
2時間半くらいがっつり眠り、9時開店と同時に”白浜のとれとれの湯”へ。
連休の初日から、開店と同時にスーパー銭湯に行く人なんてほとんどいない。
広い館内に5~6人で、ほとんど貸切状態だった。
朝から白浜の海が眺められる広い風呂に入って、とてもリッチな気分♪
電気風呂に入ってみたが、これが手首に効果があり。
電気の発せられている部分に手首を近づけると、ビンビンと衝撃を感じる。
色んなツボをあちこち突かれているようで、
2、3分ほどそうしていると、すっきりした感じがした。
試しに手首を振ってみても痛みが嘘のように消えていた!
風呂に入ったあと、休憩室で寝転んでテレビを見ていたらウトウトと1時間ほど眠ってしまう。
結局、とれとれの湯を出たのは12時ごろだった。
その後、白浜のダイソーで、ライター、瞬間接着材を買い、竿の穂先修理を行う。
夜釣り用の3号なので穂先が短くなっても全く問題ない。
少しトップガイドが焦げて黒くなってしまったが。
さて、今日はどこで釣りをしようか。
とりあえず、42号線を南へ。
途中、ローソンで弁当を買い、日置の志原海岸で食べながら考える。
風は相変わらず強い。
航空写真の釣り場案内で見つけた和深港の先のエビスという地磯へ行こうと思う。
日中はまだ暑いから、15時くらいから2時間ほどグレ釣りをして、
その後、夜釣りへ突入パターンにしよう。
まだ、時間があるので途中の地磯を探訪してみることに。
前々から気になっていた伊古木大島の裏へ行ってみた。
下へ降りてみたが、釣り座の磯へは水道があり、ジャンプしなければ渡れない。
サンダルで来たので断念した。
大潮、中潮の干潮だったら跨げるのかなと思う。
次に、すさみの名切崎へ行ったが、車が4台くらい止まっていたのでスルーして、
高浜海岸の先の方へ。
釣り場案内で千畳敷と名前がついたところは上がれなかった。
手前の磯も釣り出来そうだがかなり浅そう。
さらに、すさみの見老津の有名地磯オオバエへ。
東西に伸びる磯は広くて、7~8人はいけそうだ。
魚影が濃さそうな雰囲気がある。
足場も良いのでのんびりできそうだ。
和深をやめて、ここで釣りすることに変更する。
オオバエの東西の磯の東側、西側にはそれぞれ先客がいた。
広い磯だが、降りてみると意外にフカセ釣りをできるポイントは限られる。
仕方ないので、中央の少しワンドっぽくなったところに釣り座を構えることにした。
右手に沖に突き出たチョボがあり、干潮時に上がれるみたいだが、夜釣りで渡る勇気はない。
まずは、グレ釣りをしようと久々にエリネスを取り出して
竿を伸ばそうとしたところ、またもや不注意で穂先をポッキン。
4cmくらいなのでなんとかなりそう。
本日、2回目の穂先修理で竿だし遅れる。
第一投目は16時ごろ。
ウキG2 道糸2号 ハリス1.7号 針は刺牙グレ5号
撒き餌を撒いてみてもエサ取りは見えない。
しかし、しばらくするとコッパグレが釣れてきた。
いくらやってもこんなのばかり。
少し棚を深くしてみたらガツンときて
「よっしゃー作戦成功や」と喜んだのも束の間であげてみると
イスズミに変身していた。
ガン玉打って深くしてもコッパ、チョウチョウウオ、イスズミばかり。
1時間ちょっとやって、結局、良い型のグレは1枚もなし。
そして、アホなことに竿を畳むときにまたエリネスの穂先をポッキンとやってしまった。3回目・・・
まあ、夜釣りは3号竿を使うので問題ない。
これから本番である。
【土曜の夜釣り】
2013年10月12日の土曜日、午後5時すぎの見老津。
哀愁漂う秋の夕陽。
これから繰り広げられるドラマのオープンニングを飾るにふさわしい美しき風景だ、
などと思いテンションがあがってしまう。
夕陽に染まる海を眺めながら日置のオークワで買った一口ヒレカツ弁当を頂く。
素晴らしきこの世界。
BGMはこれしかない。
What a wonderful world by LOUIS ARMSTRONG
夜釣りをするとなると水深が気になるところ。
底をとってみようと、針に大きめの錘をつけてみると、
ん?
意外に深い?
かなり深い?
磯際で5ヒロはあった。
釣行日時:2013/10/12(金) 18:00 ~2:00
天気:晴れ
潮(田辺):小潮 (干潮17:45 満潮23:03)
釣り場 :見老津地磯 オオバエ
マキエ:ボイル×1 生オキアミ3キロ+制覇マダイ+ダイワ4倍コマセグレ
ツケエ:オキアミLL キビナゴ
ロッド:ダイコー将波3-53 リール:シマノ エアノスxt5000番 道糸8号 ハリス:8号
ウキ:電気ウキ NF ドングリング 1号
針:カンヌキ真鯛 11号
今日もマキエ多めでビシバシ撒いてからスタート。
最初は、棚は4ヒロくらいで。
が、かなりの当て潮。
遠投してもすぐに手前に戻されてくる。
仕方がないので、足元狙い。
シモルような当たりですぐに釣れてきたのはハタンポ。
そして、ハタンポ、ハタンポ、ハタンポ。
ハタンポだらけだ。
ハリスの真ん中にガン玉Bを追加し、磯際ぎりぎりを狙う。
ウキがスーっと沈んだので合わせると、グイーンという引き!
デカくはないがそこそこ引く。
何度が底に潜るような締め込みを見せてあがってきたのは37、8cmくらいのイスズミだった。
残念。
また、ハタンポ、ハタンポ、ハタンポと続き、10匹くらい釣ったところでまた、イスズミ。
時刻は19時を過ぎる頃からだろうか、
北からの風が急に冷たくなってきた。
Tシャツの上にシマノの薄い長袖シャツを着て釣りしているのだがとても寒い。
どんどん風は冷たくなってじっとしているのが辛いくらい。
昨夜とは打って変わって真冬の釣りのような寒さ。
22時ごろから、たまらなくなったのか東側、西側で釣りをしていた2人連れが立て続けで帰ってしまわれた。
枯木灘の海、広い磯に一人きり。
この夜は満天の星空だった。
流れ星をいくつも見た。
意識して空を眺めているわけではなくても、夜空をさえぎるものが何もないので勝手に視界に入ってくるのだ。
それにしても、寒い。
当たりは相変わらずハタンポのみ。
7ヒロなんて和歌山の地磯ではありないような棚にしても、ハタンポが釣れてくる始末。
23時ごろ、潮があて潮から左へ流れる方向に替わった。
ここで、キビナゴ発動。
ウキ止めを10ヒロくらいの位置にしてオモリを外す。
するするスルルーもどきで、キビナゴを撒きながら流してみる。
からまんホタルをつけているので、キビナゴがゆっくりと沈んでいくのがよくわかる。
さすがにキビナゴなので、ハタンポはかからない。
当たりはない。
退屈だ。
風は強くなりますます寒くなる。
座っていられない。
置き竿にして寒さを紛らわすためにあたりをウロウロする。
3時間ほど頑張ったがもう我慢の限界だ。
寒すぎてこれでは我慢大会だ。
「世の中に寝るほど楽はなかりけり、浮世の馬鹿は起きて夜釣り」
撤収を決断。
余っていたキビナゴをパラパラと磯際に撒く。
針にはキビナゴを3匹掛けにして置き竿にしておく。
その間にバッカン等を洗うことにした。
磯の後方のプールで洗いもの。
「あーあ今日もだめだったか」と思いながらバッカンを洗っていたのだが、
ふと、海を見ると、ウキがゆらゆらと海面下に沈んでいくではないか!
お!
来たのか!?
竿を持ち、うりゃーと大合わせ!
ドシン!
乗った!?
いや、根がかかりか?
いやいや、生命反応あるがな!
底に張り着いているが何かがかかっている様子が手に伝わる。
物体は重くて動かない。
これは、まさかの幻の魚!?ではないだろうか。
ということが頭をよぎった次の瞬間、
魚は左方向へゆっくり動きだした。
動きを止めようと反射的に再度の大合わせをしたところ、びよよよん・・・
痛恨の針外れ!
しばしの間、茫然としてしまう。
完全終了。
旅は終わった。
もう、帰ろう。
さっきのは忘れよう。
ということで、午前2時すぎ、見老津を後にした。
すっかり寒さに身体が冷えてしまった。
また、身体もあちこち筋肉痛だ、疲労度もかなりのもんだ。
竿もエリネスが折れてしまったことだし、朝から渡船に乗って昼まで釣りする計画は中止だ。
予定外の早々の帰宅となった。
釣果は芳しくなかったがそれなりに楽しかった。
良しとしよう。
この釣行を許してくれた妻・家族に感謝の言葉を贈りたい。
次は、「紀伊半島1周、磯釣りの旅」してみたいな、なんて当分言えないなあ。