入社式の日に思う”会社を辞めること”は悪ではない

今日は多くの会社で入社式が行われたそうだ。

学校を卒業して、晴れて社会人になる記念すべき第一日目の日だそうだ。

思い返せば20数年前、僕も・・・

いや、

僕は、

入社式を迎えた、

思い出は、

ない・・・・

僕はそもそも就職しなかった。

 

 

大学まで行かせてもらったのに、

ろくに勉強もせず、

就職活動もせず、

就職もせず、

まあ、よくも親は許してくれたもんだ。

 

そんな、優しかった親はもういない。

が、

僕が人生に迷っていたあの頃、

暖かい目で見守って応援してくれた両親には本当に感謝している。

 

周りが就職活動していた頃、よく耳にしていた言葉が。

「勤めたら3年は辞めてはいけない」

これ。

今回の記事の本題。

なんだコレ。

今となっては、古臭い価値観のように思えるが、

未だにこの考え方があるみたい。

僕は昔から守っていなかったが、

そもそも3年って、本人のためというより、会社側の都合じゃないの?

と、当時から思っていた。

せっかく時間と費用を使って仕事を覚えさせて、

いざ回収する時期に辞めれたら困るという。

経営者的な発想だと。

 

ここで告白すると、
僕は会社員として3年以上勤めたことは、ない。
なので、この記事はポジショントーク全開でいかせてもらおう。

 

3年に関わらず、

会社を辞めること自体=悪

という雰囲気は昔からあった。

今もあると思う。

転職を繰り返した僕だからよくわかる。

いろんなところで似たようなことを言われたし、
「辞める=悪」みたいな圧力を受け続けたように思う。

逆に言えば

同じ会社に長く勤める=善

ということになるんだろう。

 

 

 

勤続35年えらい!

定年まで同じ会社で勤め上げてえらい!

と一般的には思うことなのかもしれないけど、

僕は全く思わない。

負け惜しみではない。

正直なところ、

むしろ、ほんまにそれで良かったん?と思ってしまう。

僕はひねくれ者なのだろうか。

 

今まで働いた会社では、

僕が生涯を掛けて、やりとげたい、

という情熱を持てる仕事はなかった。

会社のために全力で頑張りたい、と思ったことも一度もない。

だから、その仕事を生涯続けるなんて考えられなかった。

だから、深く悩むこともなく簡単に辞めてきた。

会社と揉めてやめたこともあるし、

上司からの不条理な命令に従わなかったこともある。

「明日から来なくていいよ」

といわれたこともある。

(2回も言われたことある人はなかなかいないかも(笑

 

仕事は、人生の中で最も多くの時間と多大な労力を費やすものだ。

それを学生の一時期の思いつきで決めたくらいで

自分にとって最適最良の職業になる方がむしろ、珍しいのではないだろうか。

だとすれば、3年続けなくてもいい。

嫌で苦痛な仕事を長く続けるなんてことはしなくてもいい。

やってみて合わないこともあるだろうし、

ほかにやりたいことができるかもしれない。

そんな時は、3年待たずにすぐに次を探せばいい。

 

人生とは生きている時間のことだ。

我慢の人生にしたくないなら、すぐに行動するしかない。

 

たとえば、仕事は嫌じゃなくても、

上司がクソで毎日苦痛だったら、僕は辞める。

なんせ、人間関係がダメなら毎日の出社が苦痛になる。

そして、縦社会では、部下がその辛い状況を覆すことは困難だ。

それを覆せとか、自分の考え方を改めろとか、そんなマッチョなアドバイスを聞く必要もない。

仕事の能力とは全く無関係な我慢・努力になってしまうので、さっさと辞めるのが職業人としての正しい方法ではないか。

まあ、実質のところ、その上司の下では将来も期待できないだろうし、
その状況下で、良い仕事もできないだろう。
精神を病んでしまう恐れもある。

つまり、長くいるほどリスクが大きい。

アドラーも、人間の悩みは全て人間関係に帰結するといってたくらいなので、

人間関係をなめてはいけない。

家族がいるから、とかも言い訳。

外で過酷なストレスを受け続けることは家庭にも悪い影響を与えかねない。

その苦痛の先に栄光はない。

 

 

 

多くの人は

辞めること=悪

辞めること=リスク

という考えだと思うんだけど、僕は全く逆に考えている。
続けることがリスクだ。

仕事は他にもたくさんあるし、
稼ぐ方法は無数にある、
時代も変化していく。
自分も変化していく。
そんな中で、仕事は替えてはいけない、ということはないはずだ。

 

雇われない生き方という手もある。

僕は独立したが、独立・フリーランスという選択肢はすごくオススメだ。
なんせ、自分ルールで自由に生きられる。

今の日本は、会社をやめてフリーでやっていったり、起業するのも簡単な時代だ。
た。
日本はチャンスに溢れている。
独立してやっていくのに、これ以上、恵まれた国はないんじゃないかと思うくらいだ。

今は、むしろ、会社の将来に依存するほうがリスキーな時代になりつつある。

 

時代は変わりつつある。
副業OK、自宅勤務とか、週休3日、残業禁止なんてのを大企業が取り入れ出してる。
こんなのは一昔は聞かなかったことだ。

明らかに、時代がかわってきている。

ただし、これは会社が社員に優しくなった、ということではないと思う。

逆だ。

もう社員の面倒を生涯みれない、ということではないか。

その替わり、時間もあげるし、自由もあげるからあとは、個人でなんとかしてね、という流れだろう。
会社員をしつつ、余裕が欲しい人は副業で稼いでねって時代かも。

逆に言うと、この流れに乗れない会社にいることは最もリスキーだと思う。
たとえば、残業や労働時間が多い会社ね・・・
ブラック会社も、やばい。
ボロボロに使われて捨てられるという結末になりかねないんじゃないかと思う。

 

 

終わり。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

投稿者: おき

おき、といいます。1972年生まれ、和歌山県橋本市在住。 自営業です。 フカセ釣り、グレ釣り、をみなべ~白浜周辺の沖磯、地磯でやってます。 経験も浅く腕はありません。 釣りを通じてみなさんとの交流できたらと思いブログをしています。

「入社式の日に思う”会社を辞めること”は悪ではない」への4件のフィードバック

  1. おき様、中々同感です。起業したい人間ですが、やはり迷う事も多いです。自分の周りは50半ばが多くほとんどは個人自営業でしたが皆、50過ぎでリタイヤしてしまいました。
    個人商店と言うより、魚屋や鮨屋、焼き鳥などの類が多いのですがご多分に漏れずチェーン展開の資本力に屈して引けるときに引いた連中ばかりですがモチベーションの維持も続かなかったと彼らは言います。私も転職繰り返て今落ち着いてますが、もう数年前から会社に飽きが来てこの数年どうするかと色々考えたものですが、昨今の流れで勤務時間早出などできるようになり副業をしようと決めました。今後自分がしてみたい又はこれから携わる仕事として適性判断するのも良い機会だと考え勤務時間変更など今から楽しみであります。夕方が4時半ほどで終業ですので何個かバイト予定です(興味あるものは近所の天ぷら屋、福祉、宿の雑務など)

    1. キーザーさん、こんにちは。

      僕も勤めるなら、残業なくてできるだけ休みが多い仕事探します。
      少しくらい給料少なくても、その分は他で稼ぐという方がリスクヘッジにもなっていいです。
      たとえ定年退職しても、年金では食ってけないので、どうせ働き続けないといけないですしね。その準備にもなる。

      手っ取り早く、独立ノウハウを学ぶなら小さいとこで勤めるのがおススメかと。
      社長だけとか、2,3人とかの規模だと、そのまま真似できます。

      会社批判みたいになってるかもしれませんが、もちろんメリットもあって、融資受けるのは断然有利ですよね。なんといっても安定収入ありますから。

  2. あたしは約30年前に独立して、
    3年もしたら社員も20人くらいになって、
    固定費と追加投資に追われていたころに阪神大震災でチーンでしたから、今の会社は白浜から大阪に通わせて貰えるし適当に給料貰えるのでありがたいなーっと思うようにしていますw

    1. 若いうちに独立されてたんですね。
      経験も知識も豊富だから、今の会社でも役員で重宝されてるんでしょうね。
      また、お話聞かせてください。

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